せつないこの地球で

トクベツじゃなくても大切な今日 繋いでいたい

今年も急いで過ぎ去って

京セラでカウントダウンをしながら明けた今年も本当に急いで過ぎ去ろうとして、前より短く感じた毎日…1日でも彼らを見逃したくないと思わせてくれた彼らと彼らの周りの環境にも感謝です。

そんな2016年の山田涼介氏とHey! Say! JUMPについて個人的な総まとめ。

 

〇アイドル山田涼介
まずは何と言っても「DEAR.」を総合プロデュースした事は外せません。他の仕事で多忙な中アイドルの仕事も徹底的に追求する彼の姿は私の目にはすごくかっこよく映りましたし、正真正銘のアイドルとしての煌めきを提供して下さったなと思いました。

 

〇俳優山田涼介
まずは、「映画 暗殺教室」でアカデミー賞新人俳優賞&「グラスホッパー」で日本批評家大賞新人俳優賞受賞。彼の俳優としての10年間の姿勢がきちんと形として評価されて本当に嬉しく思います。そして映画関連だと「鋼の錬金術師」「ナミヤ雑貨店の奇蹟」も決定しました。そして、約2年ぶりとなる連ドラ「カインとアベル」。
ただ、私自身はどうしても自担フィルターがかかっていますので100%客観的な感想は書けないのが悔しいところです。

 

〇バラエティ山田涼介
今年に始まったことではありませんが、番組ごとにキャラを上手く使い分けているなと感じました。日テレの「スクール革命」では「普通・出来ないキャラ」でお馴染みですが、今年はフジテレビやテレビ東京での「毒舌キャラ」が印象に残りました。平和で箱庭なグループに七味唐辛子要素という感じでしょうか。嫌われ役もこなす事が出来るのは強みだと思います。

 

ザッと振り返るだけでも「アイドル」「俳優」「バラエティ」のそれぞれで見せる顔が全然違います。そのせいで時々「山田涼介って結局何者なんだ?」と思ってしまう時がありますが、それら全ては詰まるところ「ジャニーズ 山田涼介」なのだと思います。本当に見ていて飽きない、飽きさせない。「+act」のインタビューで彼がこんな事を言っていたのを思い出しました。

「どっちかが、どっちかの窓口になっていれば…(中略)…どっちの山田を見ても、俺のことを見てることになるから。見てくれればいいんだよね。結局どっちを見ても、俺だからね(笑)。」

そしてその後に彼はこう続けています。

「例えばHey! Say! JUMPっていうグループから入ったとしたら、まず『JUMPって9人いるんだ』ってところからだと思うんですよ。いまだに、多分…何人組? とか、名前と顔が一致しない、わからないって人もいると思う。Hey! Say! JUMPってグループで、別に俺を好きになる必要はないと思うし、好きな人がいたら、そこに行ってもらえたらいいと思うし。俺が芝居をしてて、『この人、誰だろう?』となって、『Hey! Say! JUMPの山田君っていうんだ?』ってなって。『Hey! Say! JUMPってどんなグループなんだろう?』ってなった時に、9人を知ることになるじゃないですか。そこから、誰かに行ってくれても全然構わないし…」

-山田君を、"窓口"に、ほかのメンバーを好きになっても?

「うん、俺は全然構わない。それがグループのためになるならいいかな…と思うね。ひとりでやってる訳じゃないからね、俺は。ソロ活動してるわけじゃないから。ソロでやるんだった、また考え方も変わるかもしれないけど。グループにいる限りは、グループあっての俺だから。」

最近は歯に衣着せぬ言い方と言うと誤解を招きそうですが、着飾らないストレートな発言が多くなったなと感じます。それと同時に本当に言葉の選び方に気を付けているなという印象も持ちました。共演者の女性の方のお名前は本名ではなく役名で呼んだり、スタッフさんなど周りの方々への配慮を感じる言い回し等々。ファンが自分に求めているものとスタッフや制作側が自分に求めているものを理解しその間に生じるギャップやファンではない一般人が抱く自分への感情・評価も考慮した上で発言しているなと。そういう意味では彼は私達が思う以上に本当に現実的な考えを持っていると思います。ただ、本人も自覚している様に若干(?)言葉遣いが荒いのかなと。そのせいで損している(敵を作っている)部分も多いなと思ってしまうのも確かです。そういう部分も含めて私は実に彼らしいなと思うのですが。

そして今年特に感じたのは「彼にとって2016年もあくまでも通過点に過ぎない」という事でした。彼の場合ゴールを決めていないのでそれが当たり前なのかもしれませんが。

「つかもうとして、つかめるものなんて、何ひとつない。あくまでも自分らしく、肩の力を抜いて、目の前にあるものに真摯に取り組みつづけること」

(「Myojo」真紅の音 Vol.44より)

やっぱり「今」に一生懸命な彼のスタンス、というより「生き様」とでも言うのでしょうか…そこに私は惹かれます。

 

Hey! Say! JUMP

2008年以来8年ぶりに1年で3枚シングルを発売。更にアルバムも1枚あるので今までで1番新曲の数が多い年でした。残念ながらコンサートをジャックしにいらっしゃりませんでしたが、せんせーションズさんの活躍もありました。新曲が発売される前に次の新曲の情報が出たり、来年の新曲がもう決まっていたり。10周年を控え、本当に目を離す隙が無いのはファン冥利に尽きます。

JUMPの曲数の変化についてもいつか考察したいのですが、2014年~2016年の3年間で出した曲数がデビューの2007年~2013年の7年間で出した曲数をゆうに超えています。にも関わらず1年に1ツアーですから当然セトリ落ちする曲が出てきます(歌う曲が無くて困っていた彼等にとっては嬉しい悩みなのかも知れませんが)。少年倶楽部からの卒業やヤンヤンJUMPの放送終了、そしてスクール革命のライブもシングル発売時のみになるなど披露の場が少なくなったのも加わりCDの音源のみの曲が溜まりまくりです。いつかそんな曲達を集めたコンサートをやって下さると信じて待つことにします。来年はベストアルバムでDisc1はこれまでのシングル全て、特典(Disc2)に未音源の曲達と既存の曲のオーケストラver.などを収録し最後にバラード系の新曲1曲で十分だと思うのですが…事務所の方いかがでしょう(笑)?

 

そして…遂に来ました、月曜日から日曜日までテレビやラジオなど何らかの形で、メンバーの活躍を確認出来る時が。特に伊野尾氏の活躍は目覚しいものだったのではないでしょうか。全員が全員同じ仕事量になるのは正直なところ厳しいですが、薮氏のサッカー解説だったり、岡本氏のの英語の雑誌の連載だったり各々個性を生かして着実に活躍の場を広げている気がします。ただ、まだバラエティを自分達のものに出来ていない感が否めないので来年への課題として克服して行って欲しいです。

また有難い事に世間様からも注目されるようになりその分スキャンダルの的になったり、色々と言われる事も増えたように思います。誹謗中傷については「ジャニーズだからという偏見があるのか分からないが彼らの努力も知ってから言ってもらいたい」と反論したくなりますが、それはファンとしての甘えですからね。彼らの頑張りを感じて来た立場として、そんな事に一喜一憂しているようじゃファン続けられないという事を悟りました(笑)。

知らない方が良いこともある一方で、無知が気付かないうちに誰かを傷付けている事もある。単に誰か1人のファンと言っても感じる事も考え方も様々です。ましてや応援している個人、グループが違えば尚更です。「自分の意見=絶対・ファンの総意、その他の意見=敵・新規」なんて公式はどこにもありません。綺麗ごとだと分かっていても「お互いの事を理解しようという姿勢を持って、その結果として楽しく応援出来たらいいな」と願わずにはいられませんでした。アイドルに限らず言える事ですが頑張っている人の事を貶すことほど醜いものはないと思いました。私もSNSを利用する立場として発言には本当に気を付けなければいけないなと。これからHey! Say! JUMPがそして山田さんがどんな道を進んで行くかは私には分かりませんが彼らの進む道を塞ぐ事がないようにファンとして行動する必要性を痛感しました。彼らがある程度高いプロ意識を持って活動してくれる限り、私も意識の高いファンでありたいと思いました。

2016年は私自身ファンとしても成長させて貰った年でした。2017年も彼らにとって実りのある1年でありますように。